振袖・色留袖
成人式といえば振袖ですよね。
最近はなかなか着物自体着る機会がないという方が多いので、すっかり成人式に着る着物となりました。
振袖は名称の通り、袖が長くとても華やかです。
江戸時代は男性の求婚に応じる場合は袖を左右に振り、求婚を受け入れない場合は前後に振るということで、恋愛の返答につかわれていたので未婚の女性の着物だったそうです。
他にも長い袖を振ると、良縁を呼んだり、厄払いの意味もあるのだとか。
なので、成人式でなくても未婚であれば着用できます。未婚女性の一番の正装(フォーマル)着物です。第一礼装と言いますね。
帯結びも華やかにできたり、衿や小物でもいろいろアレンジができて、オリジナリティを出しやすく、写真映えが好きな世代の子たちにはちょうどいいのかもしれないですね。
そんなわけで、人生の大切な節目である成人式に着る着物とされていますが、ハタチを迎える際にすでに既婚の場合は、既婚女性の正装(フォーマル)である色留袖を着用しても問題ありません。
留袖は既婚女性の正装着物で、第一礼装と言われるのは結婚式で母親が着用する黒留袖ですが、色留袖は同じ位置に柄がある色物の着物です。
このお写真はかなり渋い色合いですが、もちろんもっと華やかな色留袖もあります。帯結びや小物で華やかにして、お若い方で晴れの日に必要な場合は着用してみてはいかがでしょうか。
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