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ドライクリーニング・汗抜き

昔は着物をいちいち解いて洗っていたそうですが、
最近は、丸洗い(京洗い、生き洗いなど、言い方はいろいろです)というドライクリーニングが主流(?!)となっているようですが、毎回する必要があるかときかれると個人的にはないと思っています。

ドライクリーニングで落とせる汚れは、油性の汚れです。
排気ガスとか塵・ほこり、皮脂汚れなんかですね。なので、汗の汚れや雨で濡れてしまった場合、この方法は有効ではありません。着物の形のまま洗うことができます。

よほど外にいた時間が長かったり、何度も着用して一回きれいにしたいかなっていうときにはいいと思います。(※ちなみに、着物にガード加工等されている場合には、ドライクリーニングを繰り返すとその効果はなくなっていくので要注意です)

洋服でいうと、おしゃれ着洗いのようにネットにいれて、着物専用の洗濯機にいれて洗うイメージです。

⇒着物丸洗い クリーニング【袷】

 

次に、汗取り(汗抜きなど)というのがあります。

こちらも着物の形のまま作業が可能ですが、ドライクリーニングと違って、人の手で作業されていることが多いです。主に汗をかくであろう帯回りやひざ裏なんかを中心に汗の成分をおとす作業をします。こちらは、汗をかく時期や汗かきの場合には毎回されることをお勧めします。

mamakoも汗かきなのですが、着用後すぐでなくても大丈夫かなぁなんて思っていても、時間がたってから汗ジミが変色してくることがあります。特に、長襦袢は肌に近いので脇のあたりが、じんわりまぁるくシミになったり長年立つと、黄色(茶色)っぽくなります。汗のたんぱく質が変色するようです。

昔とは食べているものも違うので、汗の成分もだいぶ違うのではないかと思います。汗の汚れは早ければ早いほどきれいにおとせるので、今日はよく汗かいたなぁという時には早めに汗抜きしましょう。

⇒汗抜き 丸洗い まとめておトク 着物 帯 長襦袢など 10点

 

絹はちぢんだり、風合いがおちたりと扱いが難しいので、できれば専門のところでお願いするのがいいですが、どうしてもっていうときには霧吹きでお手入れする方法もあるのでネットで調べてみてください(←責任とれないので、ここは人任せ)

ちなみにどのくらいの頻度でお手入れするか、ですがもちろん個人差や季節によって異なりますので一概にはこうです、とおつたえするのは難しいですが、mamakoの場合は春・秋・冬はシーズンごと、年中着れるものであれば5~6回着用したらドライクリーニングに出しています。


汗抜きは今日は汗かいた~という場合はすぐに出すように気を付けています。

夏に関しては、基本的にすぐお手入れをしたほうがいいです。帯まわりを中心にたっくさん汗をかいて着物が吸収しています。放置すると翌年にはシミになっている可能性もなくはないです。

ただし、アンティーク着物など生地がだいぶ弱ってきているものに関しては裂けてしまったり、生地が傷んでしまうことがあるので注意が必要です。気になる場合は専門店に相談されるといいと思いますが、無理にお手入れをして傷めるのが不安な場合は、ドライクリーニングはやめて汗抜きのみにするなどして、大事にお手入れしてあげましょう。

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