着物と浴衣、たたみ方はほぼ同じなので今回は浴衣をたたんでみましょう。
着物の部位名称を知らない方も多いので、できるだけわかりやすい言い回しでご説明したいと思います。別に名称なんて覚えなくてもたためればOKですからね。
ではさっそくやりましょう!
-
- 浴衣をばさっと広げます。
袖が左、裾が右にくるように
- まずは裾側からたたみだしますよ。(袖側は一旦無視でOK)
脇の縫い目に合わせてたたみます
- 縫い目に沿って手前にたたみます。
こんな感じにぱたんと
- 上の方から反対側の同じ場所をつれてきます。
つつつつっ…と
- 反対側は脇ではたたみませんよ✕
これはダメです↑
こうやって重ねる↑
- 反対側の脇縫いを、最初にたたんだ脇縫いに重ねます。
よいこらせっと
- 自然ときれいに重ねられるはずです。
これで裾側は完成
- 一旦たたんだところがくずれないようにまるめてもいいでしょう。
くるんくるん
広いスペースがあればやらなくてもOK
- 次は袖側。この袖は先に下にたたんじゃいます。
※ここはmamakoオリジナルの方法です
- 脇に沿ってたためばきれいにたためます。
こんな感じ
- 肩にくる部分と袖がきれいに重なっているといいです。
ここです
- 次は衿をきれいにしましょう。
衿と衿を重ねますよ
※ポイントは衿の先
ここと
ここをきれいに重ねる
- 衿がきれいになりました。
こんな感じ
- 反対の袖を手前にもってきます。
よいこらせっと
- 脇をそろえましょう。
ぱたんと
- 首の後ろにあたる部分をきれいに整えます。
縫い目にそって軽くひっぱると自然にぴちっとなります
- きれいにたためましたか?
じゃじゃーん
- では手前の袖も重ねましょう。
これで袖側も完成
- 先にたたんだ裾側を開きます。(8を実施した方のみ)
おぉ、きれいですね
- 収納スペースに合わせて、2つ折りまたは3つ折りにします。
2つ折り(その1)↑
2つ折り(その2)↑
その2は折り目を衿先に合わせてます
3つ折り(2つ折りその2をさらにもう一たたみ)↑
屏風たたみでもOK↑
- 浴衣をばさっと広げます。
いかがでしたでしょうか。
2つ折り、3つ折りはどちらでも大丈夫です。できるだけたたみしわがない方がいいので、2つ折りのほうがいいですが、収納スペース的に難しい場合もありますからね。
浴衣のように綿であればこのまま洋服のように保管してもいいと思いますが、絹の着物であれば、たとう紙にいれて湿気がこもらないようにしまってあげるのがいいですね。

ちなみに、たとう紙に茶色いぽつぽつが出ていたら、それはカビやシミの原因となるので新しいものと交換してあげましょう。
お着物は大変湿気に弱いので、しっかり保管してあげないと大惨事になります。
変なところにしわができないように、きっちりきれいにたたんであげて、さらにきれいなたとう紙で次の着用機会がくるまでねかせてあげましょう。