和の色ってどんなイメージですか?
mamakoは大学で日本画を専攻していたので、日本の伝統色の魅力にずっと取りつかれているひとりです。そのほとんどが動物や植物など自然のものから作り出したものばかり。そのせいか、見ているとなんだか落ち着いたり癒される色が多いように感じます。
着物もそんな自然物から染色された糸、生地をつかって作られている天然色が多いので、その色を見ているだけでもやっぱり心地いい。そんな素敵な色合わせが無数に楽しめるのも着物の魅力です。
着物×帯 はもちろんのこと、半衿×帯揚げ・帯締め×足袋…
とてもたくさんの色合わせを変えることができます。その組み合わせで季節感を出したり、個性を出したり、無限に可能性が広がります。逆に色の組み合わせが多すぎて難しいかもしれませんね。
そこで、今回は着物の色合わせにおすすめな「和の色の組み合わせ」をmamako独自の好みでご紹介したいと思います。あまりにも色数・組合わせが多いので、ここではごくごくほんの一部しかご紹介できませんが何かの参考になれば幸いです。
おすすめの時期 通年
藍色は純粋な青ではない暗い青色です。外国では「ジャパンブルー」とも呼ばれるほど、日本色のイメージが強いですが、色合わせはとてもしやすい万能色です。合わない色はないくらいどんな色と合わせても素敵です。
- 深紅色(しんく)
- 金茶色(きんちゃ、こんじき)
- 青竹色(あおたけ)
- 白鼠(しろねずみ)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯×帯締め
おすすめの時期 通年
葡萄色はあざやかな赤紫系の色です。とても日本らしい渋みと深みがある色でとても好きです。比較的多くの方が取り入れやすい色だと思います。日頃あまり暖色系の色を使わない方にもチャレンジしてほしいです。
- 苔色 (こけ)
- 山吹色 (やまぶき)
- 紅梅色 (こうばい)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯×帯揚げ
おすすめの時期 春・3月、4月
桜色はやわらかい色合わせがおすすめです。女性らしく合わせたい場合は同系色でまとめてみたり、少し大人っぽく着たい場合は、茶系やグレーを使ってあげると落ち着いた雰囲気になります。
- 小豆色(あずき)
- 鶸色(ひわ)
- 萌黄色(もえぎ)
- 銀鼠色(ぎんねずみ)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯×帯揚げ
おすすめの時期 春・4月、5月
青磁色は淡い緑に近い青色です。すがすがしい気候のころに気持ちもすがすがしくなるような色合わせをしてあげるといいですね。あえて他の色をいれず、白やクリーム系ですっきり見せるのも素敵です。
- 躑躅色 (つつじ)
- 瑠璃紺 るりこん
- 生成り色 (きなり)※極々淡いクリーム色
mamakoが好きなコーデ 着物×帯×帯締め
おすすめの時期 初夏・6月、7月
藤色はあじさいを淡くしたような色合い。梅雨のじめっとした時期に気持ちをさわやかにしてくれるような素敵な色です。しっとりとした雰囲気をイメージしてあげるのがおすすめです。
- 青緑 (あおみどり)
- 鉄紺 (てつこん)
- 菖蒲色 (あやめ)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯×半衿
おすすめの時期 初夏、夏・7月、8月
夏の暑い日、涼やかな色を見ると視覚からも涼を感じられるような気がしますよね。着物は着ると正直暑いですが、いかに涼しそうに見えるかが腕の見せ所。女優にならねば!(笑)
- 白(しろ)
- 浅葱色 (あさぎ)
- 本紫 (ほんむらさき)
- 黄檗色 (きはだ)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯(しろ)×帯締め
おすすめの時期 秋
秋になるとこっくりした深い色を見ると、少し暖かみのある雰囲気が出ていいですよね。王道の秋カラー落ち葉色の組み合わせが定番です。
- 深緋 (こきひ)
- 苔色 (こけ)
- 黒鳶 (くろとび)
- 葡萄色 (ぶどう)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯×帯揚げ
おすすめの時期 秋、冬・お正月
赤橙色はおめでたい時に明るい気持ちになる気がします。結構昔からある帯に多い色ではないですか?ぱっと目を引く色は冬の寒い時にも心を温めてくれます。
- 漆黒 (しっこく)
- 紫紺 (しこん)
- 納戸色 (なんど)
mamakoが好きなコーデ 着物×帯(しっこく)×帯揚げ
いかがでしょうか。
もっともっとご紹介したい色はたくさんあるので、機会があればまた別の色合わせも記事にしたいと思います。お気に入りの色合わせを見つけて、より一層着物生活を楽しんでくださいね♪